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自宅で「たるみ治療・予防」はできるのか。

しわ、小じわ、たるみ
2020.02.28.金曜日
しわ、小じわ、たるみ | 2020.02.28.金曜日


先日患者様に「自宅でもできるたるみ予防って無いのでしょうか?」と質問を受けました。特に初めて美容クリニックに予約して通うには、敷居が高かったとお聞きしました。ですので、自宅でも出来るたるみ治療についてご紹介したいと思います。

自宅で出来るたるみ治療と言えばご存じの方も多いと思いますが「化粧品」があります。正確には外部医薬品としてたるみに効くと謳っている化粧品が1つ2つあります。たまに患者様からも「たるみ化粧品はどうですか?」と聞かれることがありますが、結論から言うと『効く可能性はあるが限界がある』とお答えしています。

たるみが発生するメカニズムは複雑で様々な要因から引き起こされます。年齢を重ねるごとに深層真皮よりも深い組織(骨・筋肉・筋膜・靭帯等)の萎縮や緩みによって皮下組織が移動し発生します。そう考えると外部医薬品とはいえ、塗りものですので浸透には限界があり真皮深層までも届かないでしょう。

手軽に自宅で出来るたるみ治療・予防として、意識するための、キッカケとしては良いのですが、たるみの全てこれで解決という訳にはいきません。

もちろん、効果が全くない訳ではありません。作用原理は概ねビタミンAを使った引き締めです。レチノイドまたはそれに似たような働きをする成分です。主には、ビタミンAの仲間成分であるレチナール、レチノール、トレチノールといった成分を用います。これらビタミンAを使うことで皮膚のターンオーバーを促すことで、一定のたるみ治療・予防効果があるというのが化粧品含めた「塗るたるみ治療」です。

当院でもビタミンAの一種であるトレチノイドを使った軟膏を院内で調合して作っています。それだけを購入いただくことも可能です。ただ、粧品で入っている成分より効果効能が出るよう高濃度で生成しておりますので「お薬」として処方しています。

購入の際は必ず医師の説明をさせていただいてから使用いただくことが条件となりますが、ビタミンAの誘導体トレチノイドが高濃度で配分されているため、皮膚のターンオーバーを促進させる作用が強くあります。

塗り始めると皮膚が赤くなり角質がめくれてきます。この症状を見極め、塗布する量や回数をしっかりコントロールすれば皮膚表面を若返らせ、表皮部分のたるみを予防することが可能です。たるみ全体とまではいきませんが、若い方にとっては十分なたるみ予防と言えます。

もし、タイタンジェネシスやサーマクール、ウルトラセルQ+のような機械治療、またボトックスやヒアルロン酸などの注射治療、糸の治療などに抵抗がある方は、最初の入り口として老化を遅らせるというための処方としてお渡しさせていただくことが可能です。

ご興味のある方は一度診察に頂きご相談ください。仕様事項など説明させていただき処方させていただきます。

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